知っておくと便利!カーテンの基礎知識
部屋を飾る上で欠かすことのできないウィンドウトリートメント。
その中でも用いられる頻度の高いカーテンに関する基礎知識をお話しします。
窓の種類
カーテンを取り付ける窓の種類としては、
・掃き出し窓
・腰窓
・出窓
・ボウウインドウ
などがあります。
カーテンを購入する際、ご自身で採寸する場合はそれぞれの窓の種類によって気をつけなければいけない点がありますので、ご注意くださいね。
カーテンの採寸方法
一般的にカーテンレールが元々付いている場合、測るポイントはレールに付いているランナーのフック部分から測ります。
カーテンの幅を図る場合
カーテンレールの1番端のフックから反対側の端のフックまでを測ります。
機能性レールの場合はレールの長さでも可。
出窓・ボウウインドウなどは図のように各辺を足します。
測った幅に 3 ~ 5 %程度プラスした値がカーテンの幅となります。
例 )測った値が160cmの場合 5%プラスして168cm がカーテンの幅となります。
カーテンの高さを測る場合
同様にランナーについているフックから測ります。
掃き出し窓の場合は床まで、腰窓の場合は窓枠の下まで、出窓の場合は窓台まで測ります。
掃き出し窓、出窓は測った値から -1cm(ドレープの場合、レースはさらに -1cm)した長さが一般的にはちょうど良い長さです。
もちろん、あえてカーテンの裾を長めにして引きずる場合もあります。(クラシックなスタイルなどでよく用いられますね。)
腰窓の場合は測った値に +15~20cm(レースは さらに-1cm)した長さが綺麗に見えるでしょう。
基本はそうですが、窓のサイズによって臨機応変に調整して壁面のバランスを考えて長さを決定します。
カーテンのヒダ
カーテンは窓幅ぴったりの生地を使って縫製しているわけではありません。
一般的には窓幅より広めの生地をヒダを取って縫製し、オーダーの寸法に仕上げています。ですので、ヒダの取り方によって使う生地の量も違ってくるため価格も変わってきます。
既成のカーテンではヒダはほとんど二つ山ヒダの仕上がりとなっていますが、オーダーカーテンではヒダのデザインも選ぶことができます。
では、基本的なヒダのデザインをみてみましょう。
二つ山ヒダ
既成カーテンなどのごく一般的なヒダは二つ山ヒダです。
二つ山ヒダは窓幅に対して1.5倍ほどでヒダを取っているためカジュアルなカーテンなど、軽やかな印象になりますね。
三つ山ヒダ
オーダーカーテンでは標準のヒダとなる三つ山ヒダ。
三つ山ヒダは窓幅に対して2倍~2.5倍でたっぷりヒダを取っているので、美しいドレープラインが得られます。
ですので、エレガントなデザインや高級感のあるデザインに向いています。
フラット
フラットカーテンなどヒダをほとんど取らないスタイルもあります。
特徴としてはヒダを取らないので、ドレープ感がなくカーテンの柄がしっかりと見えます。大柄のデザインなど柄をはっきり見せたい場合に用いられます。
最近人気のハトメスタイルやタブスタイルなどもヒダを取らないタイプのカーテンです。
ギャザープリーツ
ギャザーテープを縫い付けて作る、ランダムなヒダ。
主にシアーや薄手の生地に使われます。
フェミニンやエレガントな雰囲気を出したい場合などに適しています。
さらに他にも様々なヒダの種類はあります。
ヒダを選ぶだけでもだいぶイメージが変わってくることがわかりますね。
カーテン、両開き?片開き?
カーテンの開き方には両開きと片開きがあります。
両開きとは2枚のカーテンを使って、真ん中から左右に引き分けるスタイルです。
片開きとは1枚のカーテンを片側に引くスタイルです。
では、どちらが良いのか?
一般的には幅の広い窓には両開き、小窓など幅の狭い窓には片開きを用いることが多いです。
ですが、幅の広い窓でも広縁など連窓になっている場合などには片開きにすることもあります。
さらに片開きの場合でも、マグネットランナーを一つ追加することで左右どちらにでも開けるようにすることもできます。
アイデア次第で様々なスタイルでカーテンをコーディネートすることができます。
例えば、中間ストップ金具を追加して使うことによって、長いレールに3枚の片開きカーテンを吊ることも可能になります。
このように両開き、片開きにも自由な発想でカーテンを楽しむ要素があるのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回はカーテンの楽しみ方の一部をご紹介しましたが、まだまだこんなもんじゃありません!
次回はさらにカーテンの魅力をお伝えしたいと思います。
皆さんも自由に窓辺を(カーテンを)楽しんでみてくださいね!
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